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WordPressとオンライン型CMSの違いとは?比較・検討する際の5つの注意点

  • columbusproject
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  • 2021-06-03


新しくサイトやホームページを構築、運営したいとお考えの場合、WordPressやオンライン型CMSのどちらを選ぶべきか悩むことがあります。

実際にWordPressはシェア率が高いため情報収集していると目に入りやすく気になりますし、オンライン型CMSはWeb制作初心者でも高いクオリティのページを作成できそうに見えることから非常に悩みます。

今回はWordPressとオンライン型CMSの違いやWordPressとオンライン型CMSを比較・検討する際の5つの注意点についてお話します。

WordPressとオンライン型CMSの違い

WordPressとオンライン型CMSの違いは「サーバー」や「サイト作成の難易度」と言えます。

WordPressであればサーバーを用意して構築、運用する必要があり、オンライン型CMSであれば各種ツールやサービスの構築されたサーバー上でサイトやホームページを構築・運用する形です。

また、サイト作成の難易度も大きな違いがあります。WordPressはカスタマイズ性や拡張性が高く、自由にサイトを作れますが、クオリティの高いデザインやさまざまな機能を搭載するためには技術的リソースが必要であり、難易度は高いです。

オンライン型CMSの場合はテンプレートや機能の組み合わせによってWeb制作初心者の方でもそれなりの見栄えのするデザインとさまざまな機能を搭載することができるため、比較的難易度が低いと言えます。

上記を前提として、WordPressとオンライン型CMSを比較・検討することを意識しておきましょう。

WordPressとオンライン型CMSを比較・検討する際の5つの注意点

次にWordPressとオンライン型CMSを比較・検討する際の5つの注意点について解説します。

1.目的や用途を達成する技術的リソースの有無

サイトやホームページの目的・用途によって技術的リソースの有無が異なります。

例えば、会員機能やEC機能が不要であり、時々、公式情報を発信する程度であればWordPressでもオンライン型CMSでもどちらでも良いと言えます。

しかし、会員機能やEC機能、セキュリティ性を確保する必要がある場合はそれなりの技術的リソースとセキュリティに関する知見が求められます。

技術的なリソースがなく、セキュリティ面に不安があるならオンライン型CMS、セキュリティも含めて技術的に対応できるならWordPressが良いでしょう。

2.導入や運用するための中長期的なコストが見合うか

デザインや機能を実現できる技術的リソースがあるならWordPressの方がサーバー代も含めて運用コストが安く済む可能性が高いです。ただし、技術的リソースがない場合はWordPressを構築するために外部委託すれば、それなりの初期投資が必要です。

一方、オンライン型CMSの場合は初期費用は抑えられますが、WordPressのサーバー代よりも月額料金が高い可能性があります。

一長一短ではありますが、コスト面においても技術的リソースの有無でどちらを選ぶか検討しましょう。

3.セキュリティ性を確保できるかどうか

オンライン型のCMSはサービスやツールを提供する運営元がセキュリティ性を確保してくれます。

WordPressの場合はレンタルサーバーであれば、サーバー自体のセキュリティは確保されますが、WordPressのセキュリティは自社で確保しなくてはなりません。

この場合においても技術的リソースとセキュリティの知見という視点から、どちらを選ぶべきか検討すべきと言えます。

4.デザイン面においてブランドイメージを反映できるかどうか

技術的リソースがない場合はWordPressでもオンライン型CMSでもテーマやテンプレートを利用する形となり、どこかで見たような、それなりの見栄えがする程度のデザインになりがちです。

ブランドイメージを損ねないために、WordPressで外部委託によるサイト構築をする、もしくは自社で内製できる技術的リソースがあるのであれば、WordPressの方が他社との差別化やオリジナリティを確保できます。

ただし、コーディングやプログラミングはできないが、デザイン面に強い人材がいるのであれば、オンライン型CMSでもオリジナリティのあるサイトを構築できる可能性があります。

新しいサイトやホームページのデザイン面にどこまでのクオリティを求めるかも比較・検討の材料になるということです。

5.カスタマイズ性が高いか、もしくは将来的な機能の追加ができるかどうか

オンライン型CMSの場合、ある程度は機能を追加・搭載できますが、最初からない機能を追加できない可能性があります。

WordPressはカスタマイズ性と自由度は高く、技術的リソースがある、もしくは外部委託のコストを出せるのであれば将来的に自由に機能を追加できます。

将来的に企業や組織の情報を発信するだけなのか、将来的に機能を追加する予定があるのかなど、目的や用途、ニーズに変化があるのかも比較・検討の材料にしましょう。

まとめ:自社の技術的リソースで対応できるか、コストが適切かで考えよう!

今回はWordPressとオンライン型CMSの違いやWordPressとオンライン型CMSを比較・検討する際の5つの注意点についてお話しました。

目的や用途によりますが、デザインと機能を両立するための技術的リソースがあればWordPressの方がおすすめです。同時になるべく運用コストを抑えたい場合もWordPressの方が良いでしょう。逆に技術的リソースがない場合、WordPressの構築にはそれなりの初期費用が発生します。

それなりの見栄えのデザインでOK!初期費用は抑えたい!とお考えであればオンライン型CMSの方が良いと言えます。同様に技術的リソースがない場合において、簡易的なサイトやホームページが欲しいという程度であれば、オンライン型CMSの方でも十分かもしれません。

どちらを利用する場合においても、企業や組織として恥ずかしくないクオリティに仕上げられるか、セキュリティ性が確保できるか、目的や用途を達成できるかどうかを意識することをおすすめします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事がWordPressを使うべきか、それともオンライン型CMS使うべきかでお悩みの方のお役に立てれば幸いです。