
ワードプレス対応のレンタルサーバーはどれがオススメ?
性能・機能・コスト・プラン・サポート体制を徹底比較!
- columbusproject
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- 2019-05-08
ワードプレスは無料で使えるオープンソースのCMSですが、インストールするためのサーバーが必要です。
実はこのサーバー選びが非常に重要で、コストだけで選ぶと不具合に悩まされたり、逆に必要のない機能に無駄なコストを払ったりしてしまいます。
後から変更することもできますが、非常に大変ですし無駄な作業は避けたいですよね。
今回は、ワードプレスに対応しているオススメのレンタルサーバー及び、サーバー選びのポイントについて解説しています。
比較検討して、自社に合ったサーバーを選ぶのにお役立てください。
これだけは欠かせない!サーバー選びのポイント!
ワードプレスをインストールすることができるサーバーはたくさんありますが、何となく良さそう等のあいまいな理由で選ぶと失敗します。
自社の理想を満たしてくれる要件を兼ね備えたサーバーを比較検討して、そのうえで余計な機能やコストを省いていくプロセスがオススメです。
サーバーを検討する際に、明確にしておくべきポイントを以下に解説します。
・スペック・データ容量
レンタルサーバーは提供元やプランによってスペックやデータ容量がまちまちです。
スペックも不足するとアクセスが増えた時にサーバーがダウンしたり、ECサイト機能を実装している場合は決済エラーなど重要な問題が発生したりしてしまいます。
データ容量不足についてはコンテンツを増やせなくなりますので非常に困ります。
重大リスクにまで発展しなくても、処理が重いのはユーザビリティー低下を招き、SEOにも悪影響を及ぼします。
容量・スペックはギリギリではなく、余裕を持って見積もっておくことをオススメします。
・安定性
サーバーによっては特に他のサーバーでは問題がないのに、プログラムが上手く動かなかったり、動作が遅くなったりすることもあります。
不具合等はユーザーガ離れる原因になりますし、管理するうえでもストレスになります。安定して確実に動作してくれる、信頼できるサーバーを選びましょう。
・セキュリティ
ワードプレスは利用者が非常に多いだけに、ハッカーやクラッカーからの攻撃の対象にもなりやすく、毎日たくさんのサイトが攻撃を受けています。
セキュリティ対策には設定やプラグインによって行うことのほかに、サーバー側の性能も重要。
SSLに対応していたり、WAF(攻撃から守るファイアウォール)を搭載していたりと、セキュリティ面で信用できるサーバーを選ぶことは重要です。
・操作性
サーバーの管理画面は普段馴染みのない方が多いかと思われます。
細かい設定や調整が必要となるワードプレスをインストールするサーバーは、管理画面の使いやすさも重要。
自動更新・自動決済やワードプレスの自動インストールにも対応していると尚良しです。
エンジニアでないと扱えないような分かりにくいサーバーはやめておきましょう。
・信頼性
サーバーの運用において、やむを得ないトラブルが発生しないとは言い切れません。
いくらコストパフォーマンスに優れているサーバーでも、障害発生時の対応が悪いと大きなリスクを抱えることになります。
普段の安定稼働はもちろん、万が一の際の対応力まで含めて、信頼できるサーバーを選ぶことが重要です。
ここに挙げたことはどれも重要なチェックポイントです。「性能しか見ない」「価格しか見ない」だとリスクを抱えることもあります。
サーバー選びは、多角的にチェックして、よく比較検討することが重要です。
・ユーザーボイス
各レンタルサーバーの公式サイトの情報だけでは不十分です。実際にワードプレスをインストールして使用してみないとわからないこともたくさんあるからです。
ワードプレスのユーザーは非常に多いので、検討中のサーバーを契約してワードプレスを利用しているユーザーの意見や感想は、検索すればたくさんみつかります。
メリットももちろん参考になるのですが、どちらかと言えば想定外のリスクや致命的なリスクを回避するためにユーザーボイスは役立ちます。
検討しているサーバーの候補がいくつかあるときは、ユーザーボイスも参考にすると視点が広がり、より良い選択ができる可能性が高まります。
オススメのレンタルサーバー5選をピックアップ!
上記でご紹介したワードプレスをインストールするサーバーの選び方を踏まえた、オススメのレンタルサーバーを5つご紹介しています。
コスト重視ではなく、有用性を重視したトータルでのコストパフォーマンスで選定しています。ぜひ参考にしてみて下さい。
1.エックスサーバー
エックスサーバーは、ワードプレスユーザーの多くが愛用している人気のサーバーです。
シンプルで使いやすく、高速処理と安定性の高さを実現しており、サイト運営には最適。
サイト運営をサポートする自動バックアップや高度なセキュリティ等の充実した機能を備えており、問い合わせのレスポンスも高速。
15年以上の運営実績の中ブラッシュアップされた確かな信頼は、快適なワードプレスライフを約束してくれるでしょう。
エックスサーバーにはX10・X20・X30という3つのプランが用意されており、数字が上がるほど利用料金とスペックが高くなります。
X10でも十分な性能で50サイトまで作成できるため、よほどでなければこれで十分です。
用量:200GB
速度:最新24コアCPU&大容量256GBメモリ搭載
安定性:稼働率99.99%以上、アクセス集中時も安定稼働
セキュリティ:WEF搭載により不正アクセスから保護
WPサイト運用数:50
操作性:シンプルで明快
サポート:24時間365日サポート、2時間以内に対応
(X10プランの場合)
2.wpX
wpXは、エックスサーバー社が提供する、ワードプレスに特化したレンタルサーバーです。
ワードプレスに特化しているだけに、汎用サーバーよりも速度や安定性に優れているのが特徴。
また、プランも複数用意されており、サイトの充実や拡張に合わせて後からプランを変更することも可能。無駄な料金の発生を抑えることができます。
1ドメインで容量もエックスサーバーに劣りますが、その分料金を抑えることができるため、1サイトを集中して育てていきたい場合にはオススメです。
用量:10GB
速度:最新高性能サーバー・多重高速化機能により高速環境を提供
安定性:豊富なWP運用実績をベースとした常時軽快な動作環境
セキュリティ:堅牢で安全なセキュリティ環境を実現
WPサイト運用数:1
操作性:シンプルで直感的な操作感覚
サポート:24時間365日サポート、2時間以内に対応
(グレードAの場合)
3.さくらレンタルサーバー
さくらインターネットが提供するさくらレンタルサーバーは、コスパが良好であるためワードプレスのインストールに利用する方が非常に多いサーバーです。
速度も速くて使いやすく、月額515円という低額のプランからワードプレスのインストールが可能。年額で支払うと更にお得になります。
容量も申し分なく、作成できるサイトも20個と申し分ありません。また、メールだけでなく電話でのサポートにも対応しているのも、初心者には嬉しいポイントです。
但し、さくらレンタルサーバーはプランによって稼働しているサーバーが違うため、後からプランの変更ができないのが難点です。
サイト構築後に大規模な変更がない場合にはオススメです。
用量:100GB
速度:高速処理を実現するモジュールモード搭載
安定性:高速サーバーの導入やハードウェア増強により安定性が向上
セキュリティ:24時間365日有人監視
WPサイト運用数:20
操作性:コントロールパネル刷新により操作性UP
サポート:無料メール・電話サポート対応
(スタンダードプランの場合)
4. mixhost
mixhostは、2016年にアズポケットと言う会社が先進的技術を投入してリリースしたレンタルサーバーで、エックスサーバーやさくらサーバーと言った老舗が多いレンタルサーバー業界においては新興のサービスです。
サービス開始以来急速にシェアを伸ばしており、知名度も高くなってきました。
新しく登場したサービスなのに認知されてきているのは、その性能やサービスが優れているから。
日本で初めて「Litespeed」という高性能なサーバー技術を導入しており、その速度はエックスサーバーを凌駕するほど。
サイト運営数も無制限で機能も充実しており、さらにコストも安価といいことだらけです。
長年の実績こそありませんが、先進的技術と今後のさらなる進化の可能性を秘めている優秀なサーバーです。
用量:150GB
速度:最新高速Webサーバー・高速回線・高速SSD等で驚きの速さを実現
安定性:稼働率99.99%を実現、商用利用も安心
セキュリティ:
サイト運用数:無制限(但し容量・負荷による)
操作性:若干エンジニア向け
サポート:メールサポート
(スタンダードプランの場合)
5. ConoHa WING
ConoHa WINGは、その颯爽とした名称の通り国内レンタルサーバーのなかでも最速の速度を誇るレンタルサーバーです。
同社によるサーバー処理速度計測結果では、2位の他社の約2倍の速度を記録。
圧倒的な速度でサイトの表示のみならず管理画面の操作までスムーズに動作。ユーザーにも管理者にも快適な環境を実現してくれます。
速度のみならず、他の機能面や容量においても優秀。移行も簡単ですので、速度面での悩みを抱えている方は検討する価値は十分にあります。
価格は若干高めですが、1時間単位の従量課金制と最大料金となっているため、無駄が発生しません。トータルのコストパフォーマンスで考えると納得の品質です。
用量:200GB
速度:豊富な高速化機能搭載、国内最高速を実現
安定性:サービス品質保証導入、月間稼働率99.99%以上の保証値
セキュリティ:WAF「SiteGuard」搭載で最新の攻撃にも対応
サイト運用数:60
操作性:使いやすくサーバー移転も容易
サポート:メール・電話・チャット(平日10:00~18:00)
(ベーシックプランの場合)
サーバー名 | 初期費用 | 月額費用 | 容量 | 転送量/日 | マルチドメイン | MySQL | オススメ度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
エックスサーバー(x10) | 3,000円 | 900円 | 200GB | 50GB | 無制限 | 50個まで | ★★★★★ |
wpX | 5,000円 | 1000円 | 30GB | 50GB | 10個まで | 10個まで | ★★★★ |
さくらサーバー(スタンダード) | 1,029円 | 515円 | 100GB | 80GB | 100個 | 20個まで | ★★★★ |
mixhost(スタンダード) | 0円 | 880円 | 60GB | 2TB/月 | 無制限 | 無制限 | ★★★★ |
conoHaWING(ベーシック) | 0円 | 1,200円 | 200GB | 2.5TB/月 | 無制限 | 60個まで | ★★★★★ |
まとめ
いかがでしたか?ワードプレスをインストールするのにオススメのレンタルサーバーとその選び方についてご紹介してきました。
ワードプレスのプログラムを動作させて、データも補完するサーバーは非常に重要な存在です。
どうせなら、リスクを避けて安定的に稼働してユーザーに情報やサービスを送り届けてくれるサーバーを選びたいですよね?
長期的に使っていくサーバーだからこそ、最初の選択が今後のサイト運営を大きく左右します。
コスト以外にも着目して、自社が必要とする要件を満たしてくれるサーバーを選んでみて下さい。
※2019年4月時点の情報です

ワードプレス対応のレンタルサーバーはどれがオススメ? 性能・機能・コスト・プラン・サポート体制を徹底比較!
ワードプレスをインストールするためのサーバー選びが非常に重要で、コストだけで選ぶと不具合に悩まされたり、逆に必要のない機能に無駄なコストを払ったりしてしまいます。
後から変更することもできますが、非常に面倒ですし、無駄な作業は避けたいですよね。
そこで、今回はワードプレスに対応しているオススメのレンタルサーバー及び、サーバー選びのポイントについて解説します。
比較・検討して自社に合ったサーバー選びにお役立てください。