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在宅勤務やリモートワークで「WordPress、わからない!」となった時の対処法



在宅勤務やリモートワーク時にWordPressで作業をしていると、心細くなってしまうことや、気軽に質問できずにわからないまま、そのままにしてしまうことがあります。 または、わからないのに適当に設定やクリックをしてしまい、WordPressが止まってしまうことやデザインが崩れてしまうことも考えられるでしょう。

今回は在宅勤務やリモートワークで「WordPress、わからない!」となった時の対処法をご紹介します。

まずは本番環境とテスト環境を区別しよう

WordPressに慣れていない方、またはWordPress初心者の方ですと本番環境とテスト環境の区別が付いていない可能性があります。 もし、企業や組織の公式なドメイン上に構築されているWordPressであれば確実に本番環境であり、少しのミスで企業や組織に迷惑を掛ける場合があります。 また、ドメイン的には別のものであったとしても、公開することで本ドメインで公開される仕組みになっていることも考えられます。 まずは自分が作業しているWordPressが執筆用、またはデザイン構築用でテスト環境のWordPressなのか、それとも本番環境のWordPressなのか確認してください。

本番環境では権限の有無に関わらず「自分勝手」な設定・作業をしない

本番環境であり、もしあなたがWordPressの初心者であることが理解されていれば適切な権限が割り振られており、設定などの項目に触れないようになっている可能性があります。 しかし、作業環境や職場のルールによっては、管理者権限をそのまま渡されてしまう可能性も決してゼロではありません。 まずは自分がWordPressにログインしたら、設定などの項目が見えていたとしても、自分勝手な設定や作業をしないことを心がけましょう。

本番環境で「試し」や「テスト」は絶対に行わない

WordPressはブラウザで軽快に動作するため、クリックひとつで様々な画面を呼び出せることから、WordPressの知識が少ない場合でも関係のない画面を開くことができます。 特に権限の意味がよくわかっておらず、どこを開けば良いのかも知らないレベルですと、どんな機能があるのかクリックしたくなる場合もあるでしょう。 よくわかっていないのであれば、まずは聞くようにしましょう。それこそ、どこをクリックするのか、その都度スクリーンショットで説明してもうらうくらいの方が最初は安全です。 間違っても試しにクリックしたり、これはテストだと思いながらクリックするなどしないようにしてください。特に、管理者権限や記事公開設定が可能な権限内で、試しに適当なタイトルを付けて、テスト的な文章をコピペして公開ボタンを押したとします。あなた的にはテストかもしれませんが、本番環境のWordPressの場合は企業や組織のドメインとして情報が発信されたのと同じになってしまいます。 安易な気持ちでクリックしないこと、わからないまま作業を続けないことを心がけましょう。

理解していない項目・メニューをむやみに開かない

WordPress初心者の場合、適当にクリックしてしまうことに加えて、元に戻そうとして誤った設定にして保存したり、ブラウザバックすれば大丈夫だと考えたりすることがあります。 もちろん、保存ボタンや決定ボタンを押さなければ大丈夫な項目は多いですが、自分自身が絶対に誤ってクリックしないとは限りません。クリックはしてないけどエンターを押したら自動的に決定や保存となる画面もあるからです。 そもそも、WordPress初心者の場合は理解していない項目やメニューを開かないこと、わからないまま妙に興味を持ってクリックしないことをおすすめします。

WordPressへの理解を深めて「わからない」を少なくしよう

WordPressはIT技術的にはそこまで難しい類のものではありません。しかし、わからないまま何となく使えてしまうのも事実です。 WordPressにおける「わからない」を少なくするための考え方やWordPressへの理解を深める方法を少しずつ取り入れてみましょう。

WordPressのわからない=知らないと同義

WordPressにおける「わからない」とは知らないと同義であり、知っていれば理解できるものばかりです。 例えば、なぜ設定項目のパーマリンクを変更してはいけないのか、なぜ、外観→テーマエディターを開くと警告が表示されるのか理解していれば、むやみに開くことはありませんし、可能な限り触ろうとも思いません。 パーマリンク設定を変更してしまうとサイト内のURL構造が大幅に変更されてしまう可能性があります。検索結果に影響が出るだけでなく、ブックマークやシェア、RTなどのURLも無駄になってしまいます。 テーマエディターにあるファイルを触ってしまうと、最悪の場合はWordPressが動かなくなることもあるでしょう。もしかしたら、デザインが大幅に崩れて大変なことになるかもしれません。 もちろん、どちらも理解した上でカスタマイズや設定変更することもあるでしょう。問題なのは「知らない=わからない」状態なのに安易にクリックして開いてしまうことです。どうしても誤って開いてしまう場合は新しくユーザーを作成してもらい、適切な権限に設定してもらえるようにお願いすることをおすすめします。

気軽に試せるローカル環境を構築しよう

WordPressへの理解を深めたいのであれば、実際にWordPressを構築、運営できる環境を用意するのが一番です。 パソコン内にWordPressを設置する方法がいくつかありますので、学びながら構築してみましょう。代表的なものを3つあげておきます。

MAMP

LOCAL

XAMPP

もし、この時点でよくわからなければ、WordPressに関連するサーバーの構築、ディレクトリの構造など一般的なIT知識が少ない可能性が高いです。どのツールも無料でパソコン内にローカル環境を構築できますので自分で調べてインストールやダウンロードして、実際に使ってみてください。

自分自身でドメインの取得やレンタルサーバーへの構築を試そう

ローカル環境の構築に慣れたら、次は自分自身でドメインの取得やレンタルサーバーへのWordPress構築を試してみてください。別に長くブログを運営する必要はなく、ドメインも1年のみ、レンタルサーバーは1ヶ月単位で必要な範囲契約する形でも構いません。 FTPによるアップロード、データベースへのアクセス、WebFTPの使い方、ファイルやディレクトリの権限などWordPressを構築、運営することで基礎的なIT知識が手に入ります。 ローカル環境のテスト用のWordPressで構築したデザインやデータを相互にバックアップしてみたり、再構築を試すことで確実にWordPressへの理解が深まり「WordPress、わからない」という状況から脱することができます。

まとめ:わからない時は「聞く」聞けない時は「作業しない」

在宅勤務やリモートワークでWordPress上の作業をする時は、まずわからければ聞く、説明できなければスクリーンショットを撮り、聞けない時は作業しないのがおすすめです。 同時に、わからないにも段階があり、「何がわからないのかわからない」、「どこをクリックすれば良いのかわからない」段階など様々です。 将来的にWordPressも含めてIT業界で仕事をする可能性があるなら、「WordPress、わからない!」をきっかけに「自分自身でわからないをなくす方法」を身に付けましょう。 また、自分自身の管理するドメインやサーバーのWordPress以外では「勝手に調べて勝手に設定やクリックを絶対にしない」ことも心がけてください。 まずは責任の取れる人に聞いて確認することを大前提にして、どうしてもわからなくて作業しなければならない場合は現状を維持することや、それ以上悪化しないようにすることを意識しましょう。 最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が在宅勤務やリモートーワークで「WordPress、わからない!」とお悩みの方のお役に立てれば幸いです。