WordPressでネットショップをはじめよう!オススメのECサイト構築プラグインとテーマを厳選して紹介!
- columbusproject
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- 2019-06-17
ネットショップを作りたいけれど、大掛かりな構築の手間やコストが障壁となってなかなか始められない…でも無料のサービスではなんだか物足りない…
そんな方は、WordPressでネットショップを構築してみてはいかがでしょうか?
難しそうなネットショップ構築も、WordPressなら「テーマ×プラグイン」で、小規模サイトから大規模サイトまで、手軽に構築することができます。
その気になれば、カスタマイズを加えてオリジナリティのある本格サイトを構築することも可能。
今回は、WordPressを活用してのネットショップ構築にテーマを絞って、メリット・デメリットからオススメのテーマ・プラグインまでをご紹介します。
WordPressでネットショップを構築するメリット
WordPressでのネットショップ構築をオススメしている理由は、なんといっても「たくさんのメリットがあるから」に他なりません。
ここでは、WordPressでのネットショップ構築特有のメリットについて解説します。
・オウンドメディア的なネットショップを構築できる
本来WordPressはブログやメディアの制作に長けたCMSです。
ネットショップを作成するにあたっても、商品の羅列のようなカタログ的なサイトではなく、情報発信と商品販売をミックスした、オウンドメディア寄りのネットショップを作ることができます。
SEOやネット広告による集客だけでなく、ファンを増やして興味を持ってもらうことが重要な時代。
積極的に面白くてベネフィットとなる情報を発信すれば、売り上げ拡大や他者との差別化に繋がります。
・テーマとプラグインで簡単に作成できる
ECサイトは、サイトをデザインして、さらにはショッピングカートや決済機能など必要な機能を実装しなければならず、現にリリースされているASPサービスやモールを利用したとしても、手間も時間もコストもかかり、しかも難易度が高いです。
WordPressなら、オウンドメディアと同じようにECサイト向けのテーマを活用すると、簡単にオシャレで機能的なネットショップを作ることができます。
また、必要な機能も、プラグインを追加するだけで実装することができます。
・SEOに強い
ネットショップは、集客しなければ商品を購入してもらうことはできません。
モール型のECサイトはディレクトリを借りるという特性上、実質SEO対策は不可能であり、独自ドメインだとしてもAmazonをはじめとした大手モールが強力であるため、効果的な施策が難しいのが現状です。
独自ドメインのECサイトなら、SEOに強く様々な施策を施せるWordPressの方が有利です。
特に、メディアとミックスしたECサイトを作ってコンテンツSEOを効かせると非常に効果的な施策となります。
また、年々クリック単価が高騰しているインターネット広告費用の削減にも繋がります。
・参考事例が豊富
WordPressを活用してネットショップを作っている先人は、世界中にたくさんいます。
これから構築を考えている方は、どのようなテーマやプラグインを使えば、理想のネットショップを作ることができるのか、たくさんの事例を参考に検討することができます。
また、サイト制作や機能の実装の過程で問題が発生しても、解決するためのヒントもたくさんネット上で閲覧することができるのも大きなメリットです。
自社が理想とするサイトがまだ見えない方は、ひたすら事例研究を行ってみるのも良い方法です。
・カスタマイズ性が高い
テーマとプラグインだけでも豊富に用意されていますので、デザインも機能も充実したサイトを作ることができます。
更に、カスタマイズ性に優れているため、オリジナリティあふれるサイトやクオリティの高いサイトなど、本格的なカスタマイズも可能。他社との差別化を図りたい場合にもオススメです。
モール出店や簡易ネットショップサービスと違って、その気になればどこまでも突き詰めることができるのも大きなメリットです。
・操作が簡単で管理も楽
ネットショップは、一度構築して終わりではありません。
新商品の発売、キャンペーン、季節や時期に合わせたイベント、情報発信等、日々管理運用していく必要があります。
操作が難しいCMSやシステムを使っていると、構築だけでなく日々の運用も負担となってしまいます。
WordPressなら、直観的な操作でページの追加や更新も可能ですので、ITに不慣れなメンバーもすぐになれることができます。
ハイクオリティのサイトを作る場合でも、スタートアップの構築だけアウトソースして、運用のみ自社で行うといったことも可能です。
・低コストでネットショップを構築できる
ネットショップを構築するには、ベンダーが提供するサービスを利用したり、カスタマイズを依頼したり、デザインを依頼したりと、とにかく初期費用が高額になりがちです。
WordPressを活用してネットショップを構築すれば、有料プラグインやテーマやカスタマイズ費用は掛かりますが、本体自体は無料です。
高度な独自サイトを構築する場合を除けば、比較的低コストでネットショップを構築することができます。
そのため予算の捻出が難しい企業や、小規模事業者も気軽にネットショップを出店することができます。
WordPressでネットショップを構築する際の注意点
WordPressでのネットショップ構築は上記の通りたくさんのメリットがあるのですが、注意しなければならない点もあります。以下に解説します。
・独自性を求めるなら専門知識が必要
簡単にネットショップを構築できるのがWordPressのメリットですが、使用するプラグインとテーマの範囲内での実装となります。
独自性を求めるならHTML・CSS・PHPを用いてカスタマイズする高度な知識と技術が必要となります。
・セキュリティ対策必須
ネットショップは、個人情報だけでなくクレジットカード情報等のお金に関わる情報を扱うため、厳重なセキュリティ対策を施す必要があります。
オープンソースのCMSであるWordPressは、無料である代わりに何か起こっても自己責任です。
デフォルトではセキュリティが脆弱であるため、自社で対策を施す必要性とアップデート等に合わせて継続的に施策を施す手間が必要となります。
そのためWordPressのセキュリティに関しての適材が居ない場合は、負担になる場合があります。
オススメのネットショップ構築プラグイン厳選3選
ここでは、WordPressにネットショップとしての機能を持たせるための、オススメのプラグインをご紹介します。
・Welcart
Welcartは、日本でトップクラスのシェアを誇る、国産のネットショップ構築プラグインです。
ショッピングカート機能はもちろん、商品管理、受注管理、会員管理まで一通りのネットショップ機能を備えており、基本的な機能はなんと無料で利用することができます。
更に機能を拡張したい場合には有料にて実施することもできます。カスタマイズ性も高く、無料にもかかわらず自由度の高いネットショップ構築が可能です。
国産でユーザー数も多いため信頼度は高く、無料で使えるプラグインとなっていますので、迷ったらWelcartを選んでおけばOKです。
・WP-OliveCart
WP-OliveCartも、国産のネットショップ構築プラグインです。Welcartよりもシンプルで使いやすいのが特徴。
無料版と有料版があり、無料版でもネットショップ実務を行うに足りる機能を有しており、そのシンプルさゆえに商品点数が少ないショップや、小規模のショップを運営したいときには非常にオススメです。
少し規模を拡大したい場合や、サイト機能をより充実させたい場合には有料版に切り替えると良いでしょう。
・WooCommerce
WooCommerceは、世界中のネットショップの3割以上と言う圧倒的なシェアを誇る、海外製のネットショップ構築プラグインです。
ネットショップに必要な機能は一通り揃っており、しかも無料で使うことができます。
外貨決済に対応しているため、国内プラグインでは対応が難しい、越境EC(国境をまたいだ通信販売)を行いたい場合には特にオススメです。
さらにシェアが非常に多いこともあり、WooCommerceの利用を前提とした、洗練されたネットショップ用テーマが沢山リリースされているのが大きなメリット。
使いやすさでは国内プラグインの方が優位ですが、海外を視野に入れたネットショップを構築する場合にはオススメです。
オススメのネットショップ向けテーマ厳選5選
ネットショップのデザインや商品の魅せ方を左右するのはテーマです。ここでは、ネットショップ向けのテーマを厳選して紹介します。
取り扱うアイテムや、どのような雰囲気にしたいかによって、最適なテーマは違ってきますので、幅広く検討してみて下さい。
・Market
https://inkhive.com/product/market/
Marketは、商品点数やジャンルが多いネットショップにオススメのテーマです。
シンプルでスッキリしたデザイン汎用性が高く、たくさんの商品を表示させても、視認性を落とさずに見せることができます。
メニューバーやソート機能など、たくさんの商品のショッピングを支援する機能も充実していますので、ユーザビリティーの点からも優れています。
・Make
https://thethemefoundry.com/wordpress-themes/make/
ドラッグ&ドロップの簡単操作で、雑誌のような自由自在なレイアウトができるテーマです。
高いデザイン性や魅せ方が重要となる、美容・ファッション系のネットショップを制作するのにはオススメです。
ありそうで無かった縦長写真をデフォルトで配置できる機能も意外と重宝します。
・Kiosk
http://www.reswpthemes.com/kiosk-theme/
Kioskは、上記の章でご紹介した、WooCommerce対応のテーマのひとつです。
1つの商品に対してたくさんの画像を掲載できるのが特徴。
デザイン性の高いアイテムや、細かい部分まで確認したいアイテムを販売するネットショップにはオススメのテーマとなっています。動画の組み込みも可能。
テーマ自体がシンプルで、ショップ用のページが充実しているため、汎用性が高く扱いやすいのもポイントです。
・PANTHEA
https://docs.yithemes.com/themes/panthea/01-install.html
洗練されたデザインと、スライドショー・プルダウン・メガメニューといった、動きのあるダイナミックなサイトを作ることができるテーマです。
レイアウトやフォントのカスタマイズも可能で、オリジナリティのあるラグジュアリーなデザインのネットショップを構築することができます。
高級アパレルやアクセサリーなどを販売するネットショップを作りたい場合にはオススメです。
・eStore
https://themegrill.com/themes/estore/
eStoreは、高い視認性と美しいデザイン、そして高度なカスタマイズにも対応した、 WooCommerce用のWordPressテーマです。
デフォルトでネットショップ向けのウィジェットが豊富に用意されており、専門知識が無くてもキャンペーンやプロモーションを簡単に行うことができます。
独自のカスタマイズを施して、徹底的にこだわったプロ仕様のサイトも構築可能。
本格的なネットショップや大規模なネットショップを構築する際には、オススメのテーマです。
まとめ
いかがでしたか。WordPressでのネットショップを構築はメリットが多い点、そしてオススメのプラグインとテーマについて解説してきました。
世界で最もシェアのあるCMSであるWordPressなら、手軽で簡単に本格的なネットショップを自由に構築することができます。
SEOに強く、メディアよりのショップを作りやすい等、WordPressならではの利点があることも見逃せません。
ネットショップを出店したいけど、どの方法を選べば良いか迷っている方は、是非WordPressでの構築を検討してみて下さい。