WordPressのテーマやプラグインを選ぶ際の注意点



WordPressのテーマやプラグインを選ぶ際に共通する注意点

はじめにWordPressのテーマやプラグインを選ぶ際に共通する注意点をチェックしましょう。

最終更新日や更新頻度をチェック

プラグインやテーマが最後にいつ更新されたのか、またはリリースなどをチェックして更新頻度を見ておくようにしましょう。 有名なプラグインやテーマであっても更新されていない場合もあり、使い勝手が良いからと導入してしまうことで、思わぬエラーや脆弱性を抱えてしまうことになりかねないからです。 もちろん、理解した上で利用しているWordPressサイトも多いですが、少し調べると同様のテーマ、または同じようなプラグインがあったりするので、なるべく更新されているものを選びましょう。

利用したいプラグインやテーマに関する情報が多いかどうかチェック

プラグインやテーマによってはインターネットで調べても情報が少ないことがあります。情報が少ないと英語のページを調べたり、またはどのような不具合があるのかわからないことがあります。 可能な限り情報量が多いプラグインやテーマを選ぶことで、どのような機能があるのか、不具合や対処法を調べやすくなります。

WordPress本体の最新バージョン及びテーマとの互換性をチェック

テーマやプラグインはWordPressの本体のバージョンとの互換性があります。可能であればWordPress本体の最新バージョンに対応しているもの、または更新頻度が高いものを選びましょう。 WordPressはOSSとしても比較的マメに更新されるため、テーマやプラグインの制作者が追いつかないことがあり、あまり厳格にしすぎるとサイトを維持しにくくなりますので、どこまでの更新頻度を許容するかは企業や組織で相談すべきと言えます。

WordPressでテーマを選ぶ際の注意点

次にWordPressでテーマを選ぶ際の注意点をご説明します。

テーマ固有のオプションの有無やカスタマイズしやすいテーマかどうかチェック

まずはテーマ固有のオプションがあるかどうか、またはカスタマイズしやすいテーマかどうかチェックしましょう。 また、テーマを選ぶ時は事前に下調べするだけでなく、ローカル環境やテスト環境のWordPressにインストールして固有テーマの内容をチェックするのがおすすめです。

テーマ主体でプラグインを追加していくイメージを持つ

WordPressの構築方法については、個性や性格が出る部分ではありますが、もしWeb制作初心者の方であれば、まずはテーマを選び、テーマ固有のオプションではカスタマイズできない部分を追加CSS、またはプラグインで追加していくイメージだと作りやすいです。 もちろん、慣れてくればプラグインや機能主体、HTMLやCSS、PHPを書き換えながらサイト設計できるようになりますので、その際はテーマ主体でなくても大丈夫です。

HTMLやCSSに疎い場合は細かくデザイン設定が可能なテーマを選ぼう

WordPressはWeb制作初心者がHTMLやCSS、PHPに疎くてもWebサイトを構築できるCMSです。しかし、実際に細かなデザインを変更しようとすると苦慮することがあります。 テーマ固有のオプションの中にはフォントの色、バックグラウンド、セクションや区切りなど、細かく設定可能なものがあるので、最初は細かくデザイン設定が可能なテーマを選ぶのがおすすめです。

WordPressでプラグインを選ぶ際の注意点

最後にWordPressでプラグインを選ぶ際の注意点をご紹介します。

複数の機能が追加されるプラグインかどうかチェック

プラグインにはひとつの機能を持つものと、複数の機能を持つものがあります。 複数の機能を持つプラグインの場合、テーマの固有オプションや他のプラグインと競合してしまい、どちらかが設定できなかったり、反映しなかったりすることがあります。 まずはインストールしたいプラグインが複数の機能を持つものなのか、それとも単一的なプラグインなのかチェックしましょう。

テーマの固有オプションや他のプラグインと競合しないものを選ぶ

プラグインをいくつか選定したら、次はテーマ固有のオプションや他のプラグインとの競合をチェックしましょう。 プラグインやテーマの固有オプションの中には似たような機能を持つものも数多くあり、競合して反映されないパターンもあれば、強引に反映しデザインが崩れたり、機能がよくわからないことになる可能性があるためです。 どの部分が競合するのか把握して、利用するプラグインの絞り込み、またはテーマの変更を検討しましょう。

同じような機能を持つプラグインを調べて比較検討する

前述した通りにプラグインやテーマ固有オプションには同じような機能を持つものがあります。もし、同じような機能、または同じようなデザインを実現したいとする部分が競合してしまったり、反映されなかったりした場合は、やはり別に同じようなプラグインがないか調べて比較しましょう。 プラグインによってはほぼ同じ機能、または求めるデザインを実現可能なものがある場合も少なくないからです。また、デザイン面であれば無理にプラグインで再現しようとするのではなく、追加CSS、またはテーマテンプレートを直接編集することも視野に入れましょう。無理にプラグインのみで実現するよりも早い場合もあり、PHPコードの追加とCSSを整えるだけで、求めるデザインや機能の実装が可能となるためです。

まとめ:テーマとプラグインの相性とサイト設計の実現を意識しよう

今回はWordPressのテーマやプラグインを選ぶ際の注意点をご紹介しました。 WordPressの用途や目的、サイト設計に合わせて、テーマとプラグインの相性を見ながら、理想的なデザインを実現する流れを作るとスムーズです。 また、テーマもプラグインも数多くあるので、ひとつのテーマやプラグインにこだわりすぎないようにすることで、新しい可能性やオリジナリティのあるデザインに辿り着けることも覚えておきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。 この記事がWordPressのテーマやプラグインを選ぶ際の注意点を知りたかった方のお役に立てれば幸いです。