WordPressで個人情報を含む顧客管理を行う際に最低限必要なセキュリティ対策とは
- columbusproject
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- 2021-10-06
WordPressはプラグインを導入することで、顧客情報を利用したマーケティングやECサイトの展開が可能です。
そして、公式サイト、公式ホームページとして安心・安全に運営するためには、最低限必要なセキュリティ対策をしておくことが重要と言えます。
今回はWordPressで個人情報を含む顧客管理を行うパターン、そしてWordPressの顧客管理で最低限必要なセキュリティ対策についてお話します。
WordPressで個人情報を含む顧客管理を行うパターン
はじめにWordPressで個人情報を含む顧客管理を行うパターンについて解説します。
会員登録および会員制プラグインを導入するパターン
WordPressには会員登録や会員制機能を追加するプラグインがあります。使い方次第でコミュニティサイトやSNSのようなサイト、または口コミサイトのようなものを運営することが可能です。
登録のタイミングで最低でもメールアドレスを入力してもらう必要があることから、顧客情報もしくはユーザー情報を預かって管理する形になるパターンです。
EC系プラグインを導入してネットショップを運営するパターン
EC系のプラグインを導入すると、WordPressでネットショップを運営することができます。支払いや決済の仕組み・サービスと連携すれば直接的な収益源がひとつ増やせるということです。
電子データや何らかのオンラインサービスの販売、または物販の場合など、やはりメールアドレスを含めて個人情報を預かり、管理しなければならないパターンと言えます。
インバウンドマーケティングなどリードの獲得や育成するパターン
インバウンドマーケティングのために、問い合わせフォームや登録フォームを設置し、リードの獲得や育成を行うというパターンもあります。
BtoB、もしくはBtoCの場合においても、個人情報や企業情報を預かる形式になる場合が多く、各種フォームに入力してもらった情報を安心・安全に管理することが必要と言えます。
WordPressの顧客管理で最低限必要なセキュリティ対策
次にWordPressの顧客管理で最低限必要なセキュリティ対策をご紹介します。
大前提として「WordPressにログインするデバイスのセキュリティ」をしっかりと行うこと
WordPressにログインするデバイスとはパソコンやスマートフォン、タブレットなどを指します。それぞれのOSやブラウザを最新の状態にアップデートすること、ウイルス対策ソフトなどを導入しておくことをおすすめします。
また、普段から各種デバイスにおいて、怪しいアプリやソフトをインストールしないこと、同時に怪しいサイトにアクセスしないことなど、悪質なウイルスやスクリプトに感染しないよう注意しておくことも大切です。
WordPressのセキュリティ系プラグインを導入する
WordPressはセキュリティに関するプラグインも数多く存在しており、インストールして適切に設定することでセキュリティ性を確保できます。
何もセキュリティ対策を行っていない場合「Edit Author Slug」と「SiteGuard WP Plugin」のふたつのプラグインを導入し、設定することで、ある程度はセキュリティ性を高めることができます。こちら(WordPressでセキュリティ対策を行っていない状態で導入すべきプラグインについて)の記事で詳しくご紹介しておりますので、お時間のある時にぜひともごらんください。
WordPressに関する脆弱性やセキュリティの情報を収集し対策する
WordPressは脆弱性やセキュリティホールが発見されると、セキュリティ性を確保するためにアップデートしてくれます。そのため、WordPressのセキュリティに関する情報収集を行い、適切にアップデートを行うことでセキュリティ性を高めることにつながります。
その他にも各種サイバー攻撃やセキュリティインシデントなどに興味を持ち、どのような手口があるのか、どのようなリスクがあるのか把握し、どうすれば被害を受けずに済むかを調べておくクセを付けると、なお良いでしょう。
まとめ:WordPress本体と利用するデバイスの両方のセキュリティを意識しよう!
今回はWordPressで個人情報を含む顧客管理を行うパターン、そしてWordPressの顧客管理で最低限必要なセキュリティ対策についてお話しました。
WordPressのセキュリティを高めること、同時に利用するデバイスのセキュリティも忘れないことのふたつに注意しましょう。
ただし、セキュリティに絶対はありませんので、今回ご紹介した以上のセキュリティ対策を行うこと、必要に応じてセキュリティの専門家やベンダーに相談することをおすすめします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事がWordPressで安心・安全に個人情報を扱いたいとお悩みの方のお役に立てれば幸いです。