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【未来予測】2020年のデジタルマーケティングはどうなる!?トレンド予測と具体的戦略を考えてみた!



企業のマーケティング活動にインターネットを活用することは、当たり前の時代となってきました。逆に、オフラインのマーケティング活動だけでは、圧倒的不利になるだけではなく、場合によってはビジネスの存続すら難しいのではないでしょうか?

デジタルマーケティングと呼ばれる、インターネットや関連する電子機器を活用したマーケティングは、業界を問わず活用することができて、テクニックやアイディア次第では、ビジネスを大きく成長・加速することができる手法です。

2019年は、依然としてコンテンツマーケティングとインターネット広告を主軸に、SNSや動画を組み合わせたクロスチャネルでのマーケティングや、オフラインと連携するオムニチャネル化等、従来の2柱となっていたマーケティング手法を更にブラッシュアップしていこうという試みが多く見受けられました。

これらの傾向を踏まえて、2020年のデジタルマーケティングのトレンド予測、そして戦略について考えてみました。是非ご一読頂けますと幸いです。

 

2020年のデジタルマーケティングの主軸

2019年は動画の活用に注目が集まってきている傾向がありますが、主に活用されたデジタルマーケティングの手法は、古くからある「インターネット広告+LP」そして「コンテンツマーケティング」がまだまだ主軸として活用されてきました。

2020年においても、これらの2大マーケティング手法が一気に別の手法に代替されるということはとうてい考え難く、まだまだデジタルマーケティングの主軸となる手法として生き残っていくことが予想されます。

ただ、デジタルマーケティングの活用が一般化しつつある昨今、どちらのマーケティング手法も参入者は増える一方であり、どの企業もより高い成果をあげようと躍起になっているのが現状です。

 

どちらのマーケティング手法も競争が激化!

どちらのマーケティング手法も参入者が増え、誰もがより高いクオリティの情報を発信してきています。つまり、競争は激化する一方!!

惰性で進めたり、特に意識もせずマーケティング会社にアウトソースしているというだけでは、なかなか思うような成果が得られなくなることが予想されます。具体的な理由としては以下のようなことが考えられます。

 

・インターネット広告+LP

古くからあるマーケティング手法ですが、即効性の高さとお金さえかければトラフィックを得られるという利点から、まだまだ多くの企業が活用しています。

大手企業の資本力を活かした上位ワードの独占や、参入者増加による単価上昇により、コストパフォーマンスが得られにくくなってきています。2020年はさらにこの傾向は加速していくことが予想されます。

本当に「インターネット広告+LP」のマーケティングモデルで成果を上げたいのなら、ABテストを繰り返し、きめ細かく調整を行うような高度な運用が必要となります。

また、広告プラットフォーム内だけにとどまらず、LPO(ランディングページオプティマイゼーション)と呼ばれる、LPを入念に分析して改善を施しより高い成果を目指す施策等もセットで行う必要があるでしょう。

 

・コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングは現代のマーケティング手法のトレンドとして、上記のマーケティングモデルに取って変わった手法です。2016年~2017年頃に非常に話題を集め、今や広く浸透して一般化されてきているとも言えます。

その結果、ユーザーの目も肥えて、より上質でリアリティのあるコンテンツを求めてきているのが現状です。黎明期のようなとにかく大量の記事をアップロードして集客するような手法ではとうてい成果を得ることはできません。

また、GoogleのアップデートによりSEOでの成果を出すのが難しいという声が、2019年には多々見受けられました。その結果、脱落していった企業も多くあるようです。

しかしユーザーに上質な情報発信を行うというコンテンツマーケティングは、やり方次第ではまだまだメインとなるマーケティング手法です。現状コンテンツマーケティング抜きでデジタルマーケティングを行うのはやや無理があるでしょう。

逆に言えば、本当に価値あるWebメディアを作れる企業のみが生き残っていくため、そこに活路を見いだせればチャンスであると言えます。

 

2020年を勝ち抜くキーポイントは「コミットメント」と「差別化」

このような傾向を踏まえて、2020年のデジタルマーケティングにおいてライバルに競争優位性を発揮するにはどうすれば良いのか。大きく2点ご提案させていただきます。

 

・圧倒的コミットメント

ライバルよりもデジタルマーケティングにコミットメントして、単純に競争に勝ち抜く戦略です。「ライバルよりもハイクオリティ」「ライバルよりも顧客満足度を重視」「スピード勝負でライバルよりも早く手を打つ」等です。

こちらの戦略を実践するには、マーケティングチームの編成からスキルアップのトレーニングまで、徹底する必要があります。

 

・ライバルと違うことをする(差別化)

こちらの戦略は競合の状況によりますので、実施できる状況は限定される場合がありますが、上記のように肉弾戦で競争に勝つのではなく、ライバルが行っていない(できない)打ち手を打つ戦略です。

具体的には、ソーシャルの活用や動画の活用、マーケティング4.0等先進的な技術の導入などが挙げられます。

大きく2点ご紹介させていただきましたが、状況によってはライバルも何かしらの打ち手を打ってきますので、どちらか一方だと追いつかれたり負けてしまったりすることも考えられます。

状況に合わせて、施策を小出しにしたり、コミットメントと差別化の合わせ技で挑むなど、臨機応変に柔軟に対応することが重要です。

 

デジタルマーケティングをブラッシュアップするための具体テクニック

上質なコンテンツによるSEO上位表示 リスティングのCVR増加は基本ではあるのですが、これは誰もが行っていることです。単にクオリティを高めると言っても、戦略を以って施策を実行しなければ、いたずらに消耗戦を招く結果になりがちです。

ここでは、2020年にデジタルマーケティングをブラッシュアップするためには、具体的にどうすれば良いのかを考えてみました。ややコンテンツマーケティング寄りの内容となっていますが、是非参考にしてみて下さい。

 

・SEO技術だけに頼らないマーケティング

コンテンツマーケティングの基本は、上質なコンテンツ投下による上位表示並びに情報の拡散により、ファンとなってくれたユーザーからの問い合わせや商品購入を期待するというものです。

文章の質だけで勝負するのではなく、情報の質にもフォーカスして、本当にユーザーロイヤリティを満たしてファン化させることができているかを今一度考えてみるのが効果的と思われます。

SNSや動画も取り入れての、テクニックだけではなくユーザーニーズを刺激する施策を考えてみることが有効と考えられます。

 

・消費者心理を意識したマーケティング

こちらはインターネット広告+LPのモデルに対する考え方です。こちらのマーケティング手法は、コンテンツマーケティングのようにじっくりとユーザーロイヤリティを獲得してからCVを狙うのではなく、広告からLPに流入させたら、その場で決めてしまわないといけません。ページを閉じられてしまったら、ほとんどのユーザーには忘れられてしまうという性質を持ちます。

インターネット広告のTD(広告テキスト)及びLPのテキストには、ユーザーがハッキリと、「欲しい!!」という状態になるようなコピーを書かなければなりません。

上手な文章というよりも、そのようなコピーライティングを実践するためには、消費者心理を学んで施策を施す必要があります。

不安の払拭や、商品を購入する理由付け、信頼の獲得など、色々なテクニックがありますので、こちらを参考にするとマーケティング効果の向上が期待できます。

 

・マーケティング4.0にチャレンジ

マーケティングの概念は、時代に合わせて進化してきています。コンテンツマーケティングの登場で注目を集めた顧客に価値を提供するという概念は、マーケティング3.0に該当します。

デジタルマーケティングにおいて成果が上げにくくなってきているのは、マーケティング3.0はもはや浸透し過ぎて、それだけでは優位性を発揮することが難しいと言われています。

そこで近年登場したマーケティングの新しい概念が、マーケティング4.0です。これは、顧客に価値提供するという概念を超えて、顧客の自己実現にまでアプローチしようという手法です。

自己実現欲を満たした顧客は、自ら広告塔となって良いバイラルを拡散してくれるため、実現できればとても有益なマーケティング手法となります。実際に、ユニクロやスターバックス等の有名企業においても、マーケティング4.0の概念を活用して成功を収めています。

実践は非常に難しいですが、まだマーケティング3.0の段階で留まっているライバルが多い中、最先端のマーケティング手法を実践することができれば、差別化や優位性の発揮に繋がります。

 

まとめ

デジタルマーケティングは日々変化・進化の著しい分野ではありますが、1年たらずで主軸がガラリと変わってしまうということは考えにくい状況です。

参入している企業も増えクオリティがより求められる状況において、2020年もデジタルマーケティングの分野で競争優位性を発揮するにはどうするか。

それはライバルよりも圧倒的にデジタルマーケティングにコミットメントしてパフォーマンスを高めるか、他者がやらない施策や最新技術をイチ早く導入して差別化を行うかのどちらかです。そのための具体的な打ち手もご紹介してきました。

2020年はライバルの動向も踏まえつつ、どのような戦略を以てすれば自社のビジネスを成長・加速できるのかを是非検討してみて下さい。今回の記事がご参考になれば幸いです。