WordPressでSNS映えのするコンテンツマーケティングの取り組み方



WordPressでコンテンツマーケティングをしていると、やはり気になるのがSNSのバズやシェアなど、爆発的なアクセスを狙いたくなります。 しかし、企業や組織として情報発信をするとなれば、SNS映えやバズを狙うのが難しいのも現実です。

今回は企業や組織としての情報発信であることを踏まえながら、WordPressでSNS映えのするコンテンツマーケティングの取り組み方や考え方についてご紹介します。

SNS映えのするコンテンツとは

SNS映えのするコンテンツとは何か?明確な定義は難しいですが、基本的には「シェアやRTしたくなる情報」であることが一番です。 SNSにもよりますが、WordPressの記事や固定ページがシェア・RTされるとタイトルやディスクリプションの一部、アイキャッチ画像が引用される形になります。 まずはどのような部分に注力すべきかチェックしてみましょう。

シェアやRTしやすいタイトルやアイキャッチ画像

SNSで映える、すなわちシェアやRTしたくなるものと言えば、単純に画像が可愛かったり、特徴的であり目を引くものと言えます。同時に表示されるタイトルやディスクリプションも重要となります。 考え方としては、ユーザーのタイムラインに載せてもらえるかどうか?がシェアやRTされるための最低条件ということです。

シェアやRTするということは、ユーザーのフォロワーや友達に「自分はこんな情報を見つけたよ!」や「みんなに知ってほしいからシェア・RTするよ!」と思ってもらえたということ。すなわち画像やタイトル、表示される場合はディスクリプションの冒頭も含めてデザインする必要があります。

言及しやすいことや他人に教えたくなる情報

アイキャッチ画像が優れていて、タイトルやディスクリプションで目を引いたとしても、肝心の中身が伴わなければ「誰かに教えたい」と考えてもらえず、シェアやRTされる可能性は低くなります。 また、純粋に誰かに教えたいと感じてもらうだけでなく「何かひとこと言いたくなる」要素があれば、シェアやRTで引用するとともにひとこと何か付け加えて情報発信をしてもらえます。 もちろん、企業や組織としての体裁を崩さないのは前提ですが、SNSからの流入を狙うのであれば、コンテンツの質を磨くだけでなく「どうすればシェアやRT、共有されるだろうか」と考えることが大切です。

過度に狙い過ぎるとマイナスになることも

いわゆるバズや拡散を狙いすぎて「炎上」という結果になってしまっては意味がありません。企業や組織としての信頼、安心や安全を損ねるようなコンテンツを発信することは避けましょう。 特にタイトルやアイキャッチ画像で「目を引く」ことだけに力を入れてしまうと、コンテンツの中身との温度差やユーザーとの気持ちの乖離が起きやすいです。過激な表現やデザインで狙うようなことはせず、シェアやRTで表示される部分とコンテンツの内容とのバランスを考えるようにしてください。

各SNSでの表示され方をチェックして把握しよう

ひとことにSNSといってもFacebook、Twitterなど様々です。基本的にはアイキャッチ画像とタイトル、記事の冒頭文の一部か、ディスクリプションの一部が表示されます。 また、シェアのされかたによってはアイキャッチ画像が表示されなかったり、URLやタイトルのみになってしまうこともありますので、しっかりとチェックしましょう。 場合によっては公式のSNSアカウントから画像付きで投稿して、その投稿をシェア・RTしてもらうような工夫も必要です。

アイキャッチ画像の見栄えをチェックする

シェアやRTで引用される画像がどのように表示されるかは必ずチェックしましょう。特にパソコンとスマホ、タブレットなどデバイスによる違いは必ず確認しておくべきです。 例えばアイキャッチ画像にタイトルや何らかの文字列を記載してある場合、文字が小さいとスマホやタブレットで見にくくなる可能性があります。なるべくデバイス毎の表示をチェックして、どのデバイスでも見やすいかどうか、どのような見栄えになるか把握しておきましょう。

タイトルやディスクリプションがどう扱われるか

単純にURLのみをコピペして投稿した場合、SNSの機能でタイトルやディスクリプションが引用されるのか、それともURLのみになってしまうのかはそれぞれのSNSで異なる可能性があります。 やはり、可能であれば公式のSNSアカウントからの発信、またはWordPressのSNS連携機能を持つプラグインを導入して、シェアボタンや共有ボタンを設置し、タイトルやディスクリプションが自動的に挿入されるような機能の利用も検討してみましょう。

文字数制限やシェア・RTした時の挙動を見よう

SNSでシェア・RTや共有される時、可能であればユーザーの一言を付け加えたいものです。そう考えるとタイトルが長すぎる、または引用される文章が多すぎるとユーザーの入力できる文字数が減ります。 可能であれば別アカウントなどを用意して、実際にシェアやRTした時、または引用する時の挙動についてもチェックして、自動的に拾われる文章がどこまでなのか、何文字なのかも把握しておくようにしましょう。

まとめ:SNS映え=見やすさ・わかりやすさ・伝わりやすさ、何よりも中身!

SNS映えやバズ、拡散を狙うのであれば、見やすさ、わかりやすさ、伝わりやすさが重要です。それらは各SNSごとの見栄えや、引用のされ方をチェックし把握しておかないと客観的に見ることはできません。 特にパソコンとスマホの見栄えの違いに付いては大きく異なる場合もありますので、最低でもパソコンとスマホ、可能であればタブレットの3つのデバイスによるチェックを検討してみてください。

同時に何よりもコンテンツの中身が大切であることも忘れてはいけません。アイキャッチ画像はバッチリ、タイトルや引用されている文章も目を引く、しかし中身を見てみたらガッカリとなれば、コンテンツマーケティングとしては失敗と言えます。 企業や組織としての信頼や安心を損ねないようにすること、同時に中身のあるコンテンツを作りながら、SNSで注目してもらえるような工夫をすることを意識してみてください。