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【初級編】視点を変えればできることはある!小さな会社のためのコーポレートサイトのSEO対策

  • columbusproject
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  • 2019-11-15


たくさんのコンテンツとテキストで押し切るコンテンツSEOの手法がトレンドの現代において、ページ数とテキストボリュームでメディアに劣るコーポレートサイトは、SEO対策をしても意味がないと考えてしまっていませんか?

確かにサイトの特性上、上記の欠点は否めないのですが、まったく対策を施さないのでは当然のようにユーザーの訪問やページの閲覧は期待できません。

実は、コーポレートサイトにおいても、状況を細かく見ていって施策を施せば、意外と効果的なSEO対策を施すことができる場合も多々あります。

今回は、コーポレートサイトのSEO対策にフォーカスして、是非とも実施していただきたい施策についてご紹介していきます。

 

【SEO内部対策】基本的な施策はすべて行う

まずチェックするべきことは、こんにちのSEO対策において実施すべき施策がきちんとできているかを確認することです。基礎的な施策については、コンテンツSEOと同じに考えて構いません。

特に、SEOにおいて不利になりがちなコーポレートサイトにおいては、少しでも上位表示できる可能性を高めるために、以下のような内部的な施策は漏れなく実施しておきましょう。

 

・ページの論理構造の最適化

各ページの構成が、正しい論理構造に則って作成されているかを確認します。検索エンジンは機械的に情報を読み取りますので、論理構造が崩れているとSEO上不利になります。

 

<h1>タイトル</h1>

 <h2>見出し1</h2>

  <h3>小見出し1</h3>

  <h3>小見出し2</h3>

 <h2>見出し2</h2>

  <h3>小見出し1</h3>

  <h3>小見出し2</h3>

 <h2>見出し3</h2>

  <h3>小見出し1</h3>

  <h3>小見出し2</h3>

 

情報の魅せ方によって、メディア(ブログ)とは異なった構成となる場合もありますが、上位の見出しの中に小見出しがあるという基本的な優先順位付けについての考え方は同じです。

論理構造に則って正しく記載されているページは、SEO上の効果だけでなく、読みやすさにも繋がります。

 

・ディスクリプションの設定

ディスクリプションは、検索結果のタイトル直下に表示されるテキストのことです。こちらは直接的なSEO効果はほとんどなくなってきていますが、こちらのテキストの内容によってクリック率が高まり、サイトへの流入の増加が期待できます。

間接的ですがマーケティング効果を高めることに通じる要素であるため、とりあえず施策として書くというよりも、規定文字数で自社をプロモーションするイメージで、コピーライティングを意識して記述することをオススメします。

 

・タイトルタグの最適化

タイトルタグは、ブラウザのタブや検索結果に表示される、SEO上非常に重要なタグです。

検索エンジンに認識されることがもちろん重要なのですが、「どの会社の何のページであるか」がわかるように記述することも重要です。

オススメは、全てのページに会社名と項目を掛け合わせたワードを記載することです。全てのページで整合性が取れますし、タイトル重複を避けることにも繋がるため、SEO上も好ましいネーミング方法となります。

 

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・検索エンジン登録

検索エンジンにインデックスされやすくするための施策です。クローラーの巡回を促すために、Webマスターツールを用いてXMLサイトマップを送信します。

クローラーが効率的にサイトを巡回できるように、上述でご紹介した内部施策とセットで考えることが重要となります。

 

【SEO外部対策】検索外からの流入も活用する

SEO外部対策とは、自サイト以外からのリンクを受けてGoogleからの評価を上げたり、リンク先からの流入によってアクセスを上げることを言います。

内部施策を全て実施しても、競合や地域によっては厳しい場合もあるコーポレートサイトにおいて、外部対策はそういった状況を打破する重要な施策となります。

具体的には、提携企業や関連企業との相互リンクを申請したり、ブログやSNSを運営している場合には、そちらからのリンクを受けるというのが現実的な施策となります。

外部対策は効果的ではありますが、だからといってどこからでもリンクを受ければ良いというものではありません。

上質なサイトから被リンクされることが重要となるため、よく分からない業者が販売している被リンクを購入したり、自社と関連性の無いサイトや質の悪いサイトからのリンクを受けてはいけません。

無理に外部対策を施すのではなく、よく吟味してリンクを受けるにふさわしいサイトのみを厳選して施策を施すことが重要となります。

 

コーポレートサイトが最もこだわるべきキーワード戦略

大企業の作りこまれたコーポレートサイトを除く、中小企業及び小規模事業者のコーポレートサイトのSEO施策において、最も介入要素が大きいのが「キーワード戦略」です。

大企業から個人まで同じステージで競い合うインターネットの世界では、SEOで勝ち抜くことは容易ではありません。そこで取るべき戦略は、「極力競わない」という戦略です。

例えば、類似した競合のいない業種でなくとも、自社ならではの独自性の高い部分等を探します。実際に検索エンジンにキーワードを入力してみて、特に強い競合が居なければ、上位を取りやすい穴場キーワードとなりますので、こちらを重点的に活用していきます。

どうしても穴場キーワードが見つけられない場合もあるかと思われます。そんな時でも比較的汎用的に活用できるのが、【事業内容】×【地域名】の掛け合わせキーワードです。

同一地域で、自社の独自性も踏まえて、類似した事業者がひしめき合っていて、しかもどこもインターネット施策にコミットメントしている、という状況はそうそうありません。(都市部を除く。)

以下に、キーワード例を挙げてみますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

・【事業内容】×【地域名】のキーワード例

※24時まで営業!スタッフは全員女性!きめ細やかな施術が魅力の愛知県一宮市のリフレクソロジー店の場合

 

ベースとなる掛け合わせキーワード

一宮市 リフレクソロジー

 

さらに細分化してみる

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複数のサービスを展開しているのなら、、、

※この場合は足つぼ(フットリフレ)

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類似KWのフットリフレでも洗い出してみます

※上記をコピーして【足つぼ】⇒【フットリフレ】へ差し替えればOK

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地域名と自社プロダクトのキーワードを細かく洗い出してみると、意外とたくさんのキーワードが見つかる場合がよくあります。「競わずに済む」キーワードの発掘を意識して、思いつくままにまずはありったけ書き出してみて下さい。

できれば同一地域の同業者のWebサイトの状況についても、洗い出したキーワードで検索しながらリサーチしてみると良いでしょう。

ライバル状況が弱ければ、今回ご紹介した基本的な施策の徹底だけでも、検索1ページ目を奪取できることもあります。

もし強い競合が居ればマークしておき、負けないレベルのコピーライティング、コンテンツの充足を施すことをオススメします。

 

どうしてもSEOでは限界があるのなら、広告の出稿もアリ!

都市部など、同業者がひしめきあっている地域や、上記施策を施したけれども納得のアクセスが得られないという場合には、インターネット広告を補助的に活用してアクセスを稼ぐのも効果的です。

 

・リスティング広告(Google・Yahoo)

・SNS広告(Facebook広告)

 

インターネット広告は、小額からでも出稿できて、費用対効果を常に計測することができるのが特徴。効果が少なければいつでもすぐに停止することができるため、リスクも僅かです。

数万円でもキーワードの選定と広告コピー次第では大きなコストパフォーマンスを得られる場合もあります。できれば、前述のSEO施策で洗い出したキーワード戦略を活かせる、クリック課金型のリスティング広告の活用をオススメします。

小額で高いアクセスとコンバージョン(成約)が得られるキーワードを見つけることができれば、コーポレートサイトへのアクセスを効果的に稼ぐことができます。

問い合わせを増やしたい時期にだけ出稿、といった細やかな広告戦略を実施することもできます。

ただ、リスティング広告は設定がやや難しいため、インターネットに明るくない方には難しい場合があります。SNS広告であれば、大半が自動化されているため比較的簡単な設定で出稿することができます。また、競合が少なければSNS広告の方が高いパフォーマンスを発揮する場合もあります。

複数プラットフォームを試して、少額で高い効果を得られる広告を模索していきましょう。

 

今後目指したいステージ

今回ご紹介した施策については初級編ということで、1つ1つはそれほど手間も時間もかからずに実行することができます。

もしかしたらここまでの施策で充分な結果を得ることができるかもしれません。しかし業種や地域、競合の状況によっては不十分な場合もあります。

最終的には、ここまで他の記事でご紹介してきたオウンドメディアを立ち上げて、コーポレートサイトと組み合わせるクロスチャネル戦略をオススメしたいところです。

膨大な時間と手間はかかりますが、着実に積み重なっていって、唯一無二の自社のマーケティング資産となります。

有益な情報発信を継続することにより、自社の顔ともいえるコーポレートサイトの存在感も増してくるでしょう。

 

まとめ

コーポレートサイトのためのSEO対策についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

コンテンツSEOの陰に隠れて、SEO効果が薄いからと言って、施策をほどこさずに放置している会社も多く見受けられますが、非常に勿体ないことだと思います。

コーポレートサイトは会社の顔であり、顧客との接点や企業イメージを印象付ける、重要なビジネスツールです。

気合を入れてサイトを作るのはもちろん、少しでもマーケティング効果が高まるように、できる施策はすべて施しておくことをオススメします。