マーケティング担当者の中には、 CMS の基礎知識をもっと備えた方が結果を出せるという方がいらっしゃいます。

実際にマーケティングの内容はよくても実は技術的な部分が不足していることで、最大限の効果を発揮できないこともあるためです。

今回はマーケティング担当者が知っておくべきCMSの基礎知識の中から、導入効果の一つである公開速度のアップについてお話します。

WordPressなどのCMSがどのような形で公開する速度がアップするのか

はじめにWordPressなどのCMSがどのような形で公開する速度がアップするのかについて解説します

デザイン・機能をしっかり整えてしまえば記事コンテンツの制作に集中できるため

CMS（Contents Management System：コンテンツマネジメントシステム）は、ホームページを構成するデザインや機能的な部分を効率的に管理してくれる仕組みを備えています。

CMSを構築・設置した段階で、デザインと機能を整えておけば記事コンテンツの制作に集中できることで、公開速度がアップするということです。

記事コンテンツの制作時に簡単な操作で画像の挿入や文字装飾ができるから

CMSは、記事コンテンツ制作時の画像の挿入や文字装飾を簡単に行うことができます。HTMLやCSSなどをその都度気にしながらコンテンツを制作しなくて済むため、コンテンツの制作に集中できるようになることで公開速度がアップします。

一昔前であれば画像の挿入や文字装飾を行うために、 CSSの要素を理解した上で、HTMLタグを適切に設置する必要がありましたが、CMSであれば直感的な操作で行えるため、コンテンツ制作がスムーズに進められます。

コンテンツや画像の管理が簡単にできるから

CMSは、作成したコンテンツ、ユーザーのアカウント、画像の管理などが簡単に行えます。例えば新しいコンテンツを作成した、もしくは古いコンテンツを修正・練習したタイミングで、わざわざ FTP でアップロードするといったような手間はありません。

ブラウザから CMSにログインして、マウスやキーボードの操作のみでコンテンツの制作や画像のアップロードができるので、公開速度を早めることができるのです。

コンテンツの公開速度をさらにアップする方法

次にコンテンツの公開速度をさらにアップする方法について解説します

アイデアやネタを他の部門・部署から幅広く募集する

コンテンツの公開速度が遅くなる理由の一つに、アイディアやネタの枯渇が挙げられます。現実問題としていたような記事ばかりでは SEO的にあまり効果的ではないこともあり、重複したコンテンツの制作を避けるためでもあります。

マーケティングの担当者やコンテンツを制作する担当者だけでなく、他の部門や部署から幅広くアイデアやネタを募集することで、アイデアやネタが枯渇するのを防ぐことができるということです。

その都度、制作するのではなく予約投稿でストックを増やしていく

CMSには日時などを指定して予約投稿する機能があります。例えば週に一本記事を公開するのが目標だとしたら、その都度制作しようとすると、何らかの要因によってコンテンツがアップできないタイミングが訪れがちです。

予約投稿の機能を使ってストックを作っておけば、直前になって慌てることなくコンテンツは公開されますし、慌ててコンテンツ制作をしなくて済むことから、コンテンツの質の向上も期待できます。

コンテンツマーケティングを意識してコンテンツ制作をする

公式のホームページにありがちなのが、自社の企業としての紹介と、商品やサービスに関する詳細のみでそれ以上のコンテンツが作りにくいと感じてしまうことです。

コンテンツマーケティングを意識してコンテンツ制作をすれば、自社や商品に関係するキーワードの幅を広げることができるため、制作できるコンテンツの数を増やすことができます。もちろん、あまりにも関係ないキーワードは利用できませんが、何らかの形で関連するキーワードを増やしていくことで、アイデアやネタが枯渇することなく、コンテンツの制作・公開を行えるようになるでしょう。

まとめ：ストックを増やせるようになったら週に公開する本数を増やしていこう

今回はマーケティング担当者が知っておくべきCMSの基礎知識の中から、導入効果の一つである公開速度のアップについてお話しました。

CMSを使いこなすことで、コンテンツの管理と制作が効率化され、公開する速度がアップします。

予約投稿の数が増えてきたら、少しずつ週または月ごとに公開する本数を増やしていくことで、コンテンツという情報資産が蓄積され、コンテンツへのアクセスを通じてマーケティングの成果も伴ってくることが期待できるでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事がWordPressなどのCMSで公開速度をアップしたいとお悩みの方のお役に立てれば幸いです。