【マーケター必見の基礎知識】CMSで気を付けるポイント:サーバー選定
マーケティング担当者によっては、CMSのコストパフォーマンスをしっかりと把握したいが技術的によくわかっていないというケースがあります。
CMSのポストの中でも大きなウェイトを占めるのがサーバーであることを考えると、しっかりと仕組みを知ったうえで安全かつ高速に届けられる性能を選べるようにすることが大切です。
今回はマーケティング担当者が知っておくべきCMSの基礎知識の中から、気をつけるポイントの一つであるサーバー選定についてお話します。
WordPressやCMSを設置するサーバー選定で気を付けるポイント
はじめにWordPressやCMSを設置するサーバー選定で気を付けるポイントについて解説します
大前提としてWordPressを設置できるプランがあるかどうか必ずチェックする
レンタルサーバーのプランによっては、WordPressが設置できるものとそうでないものがあります。例えば安いプランがあり、移行しようとしたら、実は上位の高いプランでないとWordPressが設置できないということがあり得ます。
コストパフォーマンスがとても大切ですが、金額だけを見て決めるのではなくWordPressが設置できるかどうかという大前提を満たしているかどうかをチェックしましょう。
セキュリティ的に安全かどうか、信頼できるサービス提供元かチェックする
ほとんどのレンタルサーバーは基本的にセキュリティ対策がなされているため、安全であるのは間違いありません。それでも必ず過去にセキュリティインシデントがなかったかどうか、対応はどうだったのか、信頼できるのかを必ずチェックしましょう。
またサーバーのスペースはレンタルできるものの、セキュリティに対しては責任を持たないという部分もあるため、どこまでセキュリティ対策をしてくれるのか、突発的な脆弱性に対してすぐに対処してくれるのかも見ておく事をおすすめします。
自社のオンラインでの集客に十分な性能を備えているかチェックする
サーバーを選定する際、自社のオンラインでの集客に十分な性能があるかどうかも重要です。例えば既存のコンテンツや画像のメディアがたくさんある場合、または既にそれなりのアクセスがある場合など、容量の枯渇や大量のアクセスによる障害が発生してしまうと集客がしにくくなってしまいます。
自社のマーケティング戦略を実現できること、サーバーの性能部分で集客に悪影響がないことを十分にチェックして下さい。
中長期的なオンラインマーケティングのために知っておきたいこと
次に中長期的なオンラインマーケティングのために知っておきたいことについて解説します
複数のプランがあるかどうか、上位のプランが現実的な金額かどうか精査しておく
ほとんどのサーバーは複数のプランを備えています。しかし上位プランに変更した場合に金額的にコストが合わなくなってしまう可能性もあるため、他のプランがどのような価格帯なのか先に把握しておくべきです。
中長期的に考えて、何か新しいマーケティング手法を導入した場合でも耐えられる容量や性能があるプランがあるかどうかを重視すると良いでしょう。
AWSのような従量課金制を選ぶときは必ず専門家に相談する
単純にある程度の容量を毎月決まった金額で確保できるレンタルサーバーと違い、 AWSのような仕組みですとアクセスや機能を利用した分だけという従量課金制の場合があります。
もちろん、運用次第でコスト削減に繋がるのも事実ですが、技術的なリソースがなく、よくわからないままホームページを設置してしまうと、想像以上のコストが発生してしまうので、必ず専門家に相談しましょう。
なるべくなら途中でサーバーを変更しなくて済むようにしっかりと検討する
サーバーは継続的に利用することが大前提になっています。そのため、なるべくなら途中でサーバーを変更しなくて済むように、セキュリティ・コストパフォーマンス・サポート対応なども含めてしっかりと検討しましょう。
また、サーバーを移行するためのコストや時間、労力も少なくないことを忘れず、技術リソースがなければ移行するために別のコストも発生することも覚えておいてください。
まとめ:ドメインと同様にサーバーは長く使うものだと覚えておこう
今回はマーケティング担当者が知っておくべきCMSの基礎知識の中から、気をつけるポイントの一つであるサーバー選定についてお話しました。
ドメインやサーバーのコストは、ホームページを通じた利益が売上に関係なく発生するコストです。
必要な機能に対し適切なコストを払えるように選定すること、必要に応じて乗り換える場合も理解した上で乗り換えられるようにできる知識を備えましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事がWordPressなどのCMSでサーバー選定にお悩みの方のお役に立てれば幸いです。