
SEO効果を上げるWordPressテーマ作成のための7つのポイント
- columbusproject
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- 2018-10-05
WordPressでSEOに強いサイトを構築する場合は、SEOに考慮した様々な設定が必要です。
WordPressにはSEO対策のために必要な無料のプラグインなどもあり、初心者でも簡単に設定できる方法がありますので、ポイントを抑えればSEOを意識したブログやサイトの作成も可能です。もちろん、徹底したSEO対策を検討している場合は、SEO専門業者に依頼するのも一つの方法です。ただ、依頼するにしてもある程度のSEOの知識があれば、サイト構築をより充実した内容にできるに違いありません。
今回は初心者でも比較的簡単に実践できるSEO対策として知っておくべき基本のポイントを7つ紹介します。
1.ナビゲーション構造をわかりやすくする
WordPressでブログやサイトを構築する上で最も重要な事は、ユーザーと検索エンジンのクローラーの両方が、簡単に目的のコンテンツにたどり着けるようなわかりやすい構造にすることです。
そのため実際にデザインや構築を始める前に、トップページを基準にして全体のナビゲーション構造を整理します。
ナビゲーション構造は3階層くらいで構築とシンプルでユーザーにわかりやすい構造になります。

2. プランニング策定
SEO効果を最大にするために、次の6つの項目をサイト構築前に決め、作成スケジュールを決定します。
- コンセプトの策定
- 数値目標の設定
- カテゴリーの決定
- キーワード一覧作成
- コンテンツリストの作成
- デザインと導線の決定
- 検索エンジンがサイトの構造を理解しやすくなる
- ユーザーがサイト内のどのページにいるのか簡単に分かるのでユーザビリティが上がる
- h1タグは1記事に一つ
- 見出しは階層順を守って使う。(h2→h3→h4と順番通りにする。h2→h4はNG)
- hタグで囲む部分には上位表示を狙いたいキーワードを入れる。
- 必ず「見出し」としてタグを使用する。(文字の装飾用に使わない)
- 画像サイズの最適化
- ソースコードの記述内容の最適化
- キャッシュの使用
- アーカイブページ(月別アーカイブ)
- 検索結果ページ
- タグページ
- その他、コンテンツの薄い記事
コンセプトが明確であれば、作成の途中で迷いが生じた時などに立ち返ることができます。
コンセプトは「ターゲットは誰か?」「ターゲットの望むことは何か?」「どんな問題を解決するのか」といった視点を大切にして策定することで、SEOとの相乗効果を期待できます。
どういう成果を出すためのサイトやブログなのか、目標を明確にする必要があります。 見込み顧客の獲得や収益の獲得など数値目標を立てます。数値目標はサイト運用において効果測定をしていくための指標となり、分析や改善をするために必要なので必ず設定しておきましょう。
②の数値目標と前後しても構いませんが、集客用か、セールス目的なのか、ブランド認知の拡大なのか、WEBコンテンツのカテゴリーを明確にします。
Googleのキーワードプランナーやキーワードリサーチを活用して、カテゴリー毎にSEO対策用のキーワードを選定します。選定したキーワードはExcelシートなどで一覧化しておきます。その際に、キーワードの月間検索数、競合サイトの上位表示サイト、その他の特徴的なポイントなども入れておくと良いと思います。
選定したキーワード毎に、サジェストキーワードやコンテンツの特徴(専門家のコメントや画像添付、関連リンクなど)をまとめておきます。この時に、アイデアの参考として、競合サイトがあればそのタイトルや記事の文字数、記事にサジェストキーワードがいくつ使われているかなども入れておくとコンテンツや記事の作成に便利です。
ユーザーがストレスなくスムーズに動ける導線を検討します。
3.パンくずリスト設定
「パンくずリスト」とは閲覧しているページがサイト全体のどの階層、どの位置にあるのかを表示するリンクのことです。
Googleはパンくずリストの情報を用いることで、そのページがサイト内でどういう立ち位置なのかといった、リンクの構造を認識しようとします。
パンくずリストを設定するメリット
4.見出しタグの設定
見出しタグとは、h1,h2,h3などで設定するタグのことで、SEOに非常に大きな影響を与えます。
この見出しタグには、使い方のルールがあります。
使い方のルール

5.表示スピードの高速化
検索エンジンではページの読み込み速度もランキングに影響します。ページの表示速度が速いと検索エンジンからの評価が上がり、順位が優位になります。そのため必要以上にページが重くならず、早く読み込めるようにしておく必要があります。
表示スピード高速化の改善方法
画像を圧縮してファイルサイズ容量を削減する、画像のトリミングやWordPressの画像編集からサイズを変更する、表示領域に合わせてピクセルサイズを変更するなど。
CSS、JavaScriptのソースコードの記述場所の最適化やファイルの圧縮など。
Webブラウザが表示したWebサイトのデータを一時的にパソコンに保存しておく機能をブラウザキャッシュといいます。この機能を活用すると、次に同じWebサイトを表示したときに、サーバーにアクセスして情報を取得してくる手間を省き、パソコンに保存されたデータを表示するため、初回よりも速くページを表示することができます。
Webサイトごとにキャッシュの保存期間を指定しておいたり、キャッシュを生成してくれるプラグインなどを導入するなどして対策できます。
6.「関連記事」へのリンクを貼る
関連性のある記事同士を内部リンクで繋ぐことは重要です。
サイト内の関連性の高いページに向けて、リンクを張り巡らせることでSEO効果を得ることができるからです。
記事ページ内に自分が作成した他の記事ページへのリンクを貼り、ユーザーを誘導してサイト内を少しでも長く回遊してもらい、サイトの回遊率を上げることができます。
内部リンクで「直帰率・離脱率を下げる」「滞在時間が伸びる」「ページセッションが増える」といったサイトパフォーマンスが向上すれば、Googleから評価され上位表示が期待できるようになります。
7.「noindex」を設定する
noindexはメタタグと呼ばれるもので、検索エンジンにサイト内にあるページをインデックスさせないために使います。noindexが設定されたページは検索結果には出ないので、内容が重複しているコンテンツや低品質なページが存在する場合などに活用すると、サイト全体の価値を上げる役割を果たします。
■noindexを入れたほうがよいページ
*「All in One SEO Pack」「SEO Ultimate」「Yoast SEO」などSEOの基本設定が行なえる無料プラグインを活用すれば、比較的簡単に設定が可能です。
最後に
WordPressでテーマを作成する時にSEO効果を上げるために知っておくべき基本のポイントについて紹介しました。
本格的にSEO対策に取り組むためには、他にも多くの施策がありますが、今回は、自分でも出来て、知識としてだけでも知っておくと役に立つ内容に絞りました。
新たなサイトの立ち上げやサイトリニューアルなど検討している際には、まずはSEO対策も含めてサイトの全体の計画を立てるところからスタートしましょう。

SEO効果を上げるWordPressテーマ 作成のための7つのポイント
WordPressでSEOに強いサイトを構築する場合は、 SEOに考慮した様々な設定が必要です。初心者でも比較的簡単に実践できるSEO対策として、知っておくと便利なポイントを7つご紹介します。

