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コンテンツマーケティングの効果を高めるためのターゲットの再確認とペルソナ作成について



「コンテンツマーケティングの効果が出ない」とお悩みではありませんか。コンテンツマーケティングは「利益や売上を増やす」というゴールは明確なものの、ゴールに至るまでの経路に明確な答えがないため、結果につながらないと「何が間違っているんだろう」と前に進めなくなってしまうのも事実です。

コンテンツマーケティングの効果を高めるためにも、まずは新年度のタイミングだからこそ、根幹となるターゲットとペルソナについて見直してみることをおすすめします。

今回はコンテンツマーケティングにおけるターゲットとペルソナの基礎、そしてターゲットの再確認や見直しとペルソナを作成する際のポイントについてお話します。

コンテンツマーケティングおけるターゲットとペルソナの基礎をおさらい

はじめにコンテンツマーケティングおけるターゲットとペルソナの基礎について簡単に説明します。

コンテンツマーケティングにおけるターゲットとは

コンテンツマーケティングにおけるターゲットとは、コンテンツの主軸となるキーワードや方向性、内容に対するターゲットと言えます。混同しがちなのが「自社の商品やサービスにおけるターゲットと同じであるべき」という考え方です。

もちろん、間違ってはいないのですが、基本的にコンテンツマーケティングは「先にコンテンツ(ユーザーにとっての利益)を提供すること」で、認知や興味関心を引き出すことと言えます。そのため、自社の商品やサービスのターゲットにこだわりすぎてしまうと逆効果であると覚えておきましょう。

コンテンツマーケティングにおけるペルソナとは

コンテンツマーケティングにおけるペルソナについてもターゲットと同様であり、あくまでもコンテンツに対するペルソナと考えておきましょう。現実問題として自社の商品やサービスのペルソナありきですと、コンテンツを作成するキーワードの範囲も情報の深堀りも限定されてしまいます。

逆に言えば、少しでも自社の商品やサービスと関連するコンテンツのペルソナという設定をすることで、取り扱えるキーワードも増えて、リーチする範囲も幅も広がると覚えておいてください。

ターゲットとペルソナのどちらを重視すべきか

ターゲットは「属性でカテゴライズした集団」、ペルソナは「属性でカテゴライズした個人」と言えます。これらを前提として、コンテンツマーケティングの主となるターゲット、ペルソナを作成すること、可能な範囲でコンテンツごとにターゲットやペルソナを想定することが大切です。

どちらが効果的かというより、幅広い範囲にリーチしたいならターゲット、特定の個人や限定的なニーズにリーチしたいならペルソナと、使い分けて考えることをおすすめします。

ターゲットの再確認や見直しとペルソナを作成する際のポイント

次にターゲットの再確認や見直しとペルソナを作成する際のポイントについて解説します。

既存のターゲットおよびペルソナの効果測定・効果検証を行う

まずは既存のターゲットおよびペルソナの効果測定・効果検証を行いましょう。ポイントとしては、コンテンツのアクセスは増えているか、アクセスの増加と商品の購入や有料サービスの利用につながっているかの2点です。自社の商品やサービスを基軸としたターゲット・ペルソナの場合、アクセスが増えにくい、もしくは商品の購入や有料サービスの利用を促されているようにユーザーが感じてしまうことがあるので、結果が伴わないことがあると理解しておきましょう。コンテンツマーケティングは「ユーザーの利益を優先すること」を主軸としてください。

もし「自社の商品やサービスを基軸としたターゲット・ペルソナであり、ユーザーの利益ではなく、自社の利益を優先した」と感じているのであれば、もちろん根幹は自社の商品やターゲット・ペルソナでOKですが、コンテンツのキーワードや方向性・内容に応じたターゲット・ペルソナの設定を行いましょう。

コンテンツマーケティングにおけるターゲットを再設定や新規作成する

コンテンツマーケティングの基本でもありますが、まずはコンテンツを通じて、自社を知ってもらうことを意識してみてください。具体的には自社の商品やサービスを認知していないが、ターゲットとして合致するユーザーにリーチすることを意味します。

いわゆるコンテンツマーケティングを通じて、潜在的な顧客層とつながること、そしてコンテンツの質によって興味関心を引き出し、信頼や安心を与えることを重視することで、結果的に利益や売上につながるという導線を思い描くことが重要です。

コンテンツマーケティングにおけるペルソナの再設定や新規作成する

コンテンツマーケティングにおけるペルソナの設定は、認知拡大とともに「ユーザーが必要であると感じてもらうこと」「ユーザーの課題や問題を解決すること」「ユーザーに共感してもらうこと」などを意識してみましょう。例えば、常日頃から何かに困っているとして、問題を解決するにはどうすれば良いか提示し、実際に解決できればユーザーの信頼を勝ち取ることができます。

同様に「こんな商品やサービスがあるならもっと早く知りたかった」となるようにコンテンツを通じて、ニーズが合致したから、購入や課金に直結するというイメージも持ちましょう。ペルソナもターゲットも「自社の利益を優先」ではなく「ユーザーの利益を優先」という部分を忘れず、先に顧客満足度を上昇させて、あとは購入するのみ、支払うのみという流れに持っていくことが大切です。

まとめ:一方的なターゲット・ペルソナにしないためにもアクセスやアナリティクスの解析にも注力することが大事

今回はコンテンツマーケティングにおけるターゲットとペルソナの基礎、そしてターゲットの再確認や見直しとペルソナを作成する際のポイントについてお話しました。

コンテンツマーケティングは「何が効果的だったのか」「何が逆効果だったのか」など、効果測定と比較検証の上、改善を続けることでポジティブな結果につながっていきます。

自社の商品やサービスにおけるターゲット、ペルソナにとらわれすぎず、潜在的な顧客層からリードを獲得するという意味で、キーワード・コンテンツベースのターゲットやペルソナを設定することも視野にいれておきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事がコンテンツマーケティングの効果を高めるために、ターゲットやペルソナについて知りたかった方のお役に立てれば幸いです。