• トップ
  • SEO特集
  • 良いサイト構造とは何か?改めて考える内部リンクの重要性やユーザビリティについて

良いサイト構造とは何か?改めて考える内部リンクの重要性やユーザビリティについて


Googleからの評価を上げるためには、良いサイト構造とは何かを理解し、コンテンツ制作の基盤であるサイト:ドメインの評価を底上げする必要があります。

特にWordPressのテーマによっては、見栄え上は整ったデザインにはなっているものの、デフォルトではサイト構造や内部リンクに関して甘い可能性があるため、何らかの対処をしなくてはなりません。

今回は良いサイト構造とは何か、そして内部リンクを見直す際のポイントや役立つプラグインについてお話します。

良いサイト構造とは何か

はじめに良いサイト構造は何か、基本的な部分について解説します。

Googleが示す、良いサイト構造の指標

Googleが示す良いサイト構造の指標とは、クローラーおよび検索エンジンのシステム:プログラムが、インターネット上を巡回する際に「見つけやすいこと」「理解しやすいこと」とされています。

コンテンツやサイト自体の質によらず、まずは見つけられること、見つけた上で理解できるようにすることを重視すべきということです。言い換えれば、見つけてもらえない、理解しにくいサイトやページですと、コンテンツの質がどんなによくても検索結果の上位に表示されないことを意味します。

内部リンクの重要性とユーザビリティとの両立

Googleのクローラーはリンクを辿っていく形で巡回して情報を収集し、理解し、インデックスしていきます。内部リンクがしっかりと設置されていることで、はじめてインデックスされるという意味でもありますが、内部リンクを無駄に増やすのは逆効果とも言われているので注意しましょう。

また、内部リンクはサイトやページを訪れたユーザーに対するユーザビリティにも影響しています。他の情報を知りたい、関連する情報を集めたいというタイミングで、適切にリンクがあることで回遊率がアップし、直帰率や離脱率の低下を防ぐ効果があるためです。

WordPressのテーマも基本的には良いサイト構造だが...

WordPressの公式かつ無料のテーマであっても、基本的には良いサイト構造です。しかし、シンプルでも内部リンクやサイト構造を意識しているものもあれば、デザイン優先なものもあるため、実際にどのような内部リンクがあるのかチェックし、適切かどうか、不要なものがないかを精査する必要があります。

また、HTMLであれば「The W3C Markup Validation Service」、CSSであれば「The W3C CSS Validation Service - Jigsaw」でそれぞれのコードが準拠しているのか、正当な形であるのかもチェックし、明らかに逸脱している場合は他のテーマへの切り替えも検討すべきと言えます。

(Link)「The W3C Markup Validation Service」 (Link)「The W3C CSS Validation Service - Jigsaw」

内部リンクを見直す際のポイントや役立つプラグイン

次に内部リンクを見直す際のポイントや役立つプラグインについて解説します。

パンくずリストや目次、メニューやナビゲーションを見直す

まずは目に見える部分の内部リンクとして、パンくずリストや目次があるかどうか、メニューやナビゲーションが適切かを精査しましょう。特にメニューやナビゲーションについては、テーマ固有のものもあるため、必要に応じてテーマの切り替えも視野にいれておくべきです。

テーマにパンくずリストや目次を表示する機能がなければプラグインで追加します。パンくずリストを追加するプラグインは「Breadcrumb NavXT」や統合的なSEO対策のプラグイン、目次を追加するプラグインは「Table of Contents Plus」など、自社のWordPressと相性の良いものを選びましょう。

ユーザー目線と検索エンジン目線の両方で考える

内部リンクは多ければ多いほど良い、と考えるべきではありません。適切なリンクの設置によってクローラーが巡回しやすく、インデックスしてほしいページを伝えるほうが重要です。

例えば、ランキングや新着ページ、関連ページなどをサイドバーやフッターにゴテゴテに配置した方がユーザーの目に止まりやすいと考えがちですが、コンテンツ本文よりもリンクの方が多いのはあまりおすすめできないということです。実際にリンクばかりのページを見ているとネガティブな気持ちになりますし、リンクが多すぎて選べない、精査する時間がもったいないと思われてしまえば、サイトやドメインごと嫌われてしまう可能性があるので注意しましょう。

Googleアナリティクスやサーチコンソール、ヒートマップなどの情報収集も効果的

アクセス解析などで、どのリンクがクリックされているのか、同じくヒートマップで実際にどのリンクがユーザーの視野に入り、どのリンクがクリックしやすいかの情報収集も効果的です。明らかにクリックされていないリンクの削除につながりますし、視野に入りやすく、押しやすい位置に見てほしいページやWebマーケティング向けのページへの遷移などを検討しやすくなります。

WordPressでヒートマップを利用するには「Aurora Heatmap」などのプラグインを導入するか、ヒートマップの実装が可能なオンラインツール・サービスを導入する方法があります。また、情報収集も重要ですが、良いサイト構造や内部リンクが設置できたら、その後はコンテンツ制作に注力して、コンテンツの質を上げること、ユーザーの利益を優先することを重視しましょう。

まとめ:検索エンジンを意識しつつ、ユーザーに快適な内部リンクの設置を目指そう!

今回は良いサイト構造とは何か、そして内部リンクを見直す際のポイントや役立つプラグインについてお話しました。

検索エンジンからの評価は、検索エンジンに理解しやすいようにすること、そしてユーザーにとって快適で利益のあるコンテンツ:サイトにすることの2点を守ることが重要です。

決して過度にリンクを設置するようなことはせず、小手先のSEOに頼るようなことはせず、Googleの望むことを汲み取って対応することをおすすめします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が良いサイト構造について知りたかった方のお役に立てれば幸いです。